報告
本年度の調査は予定通り完了しました.主な調査内容は以下の通りです.
- ヒサゴ沼周辺(申請書に記載した場所)に設置した気象ステーションで気温、降水量、風速、日射量の観測を行った.また、ヒサゴ沼周辺部で雪解け時期の観測を行った.
- 申請書に記載した4地点に設置した開放型温室(OTC)において、植物の生育状況調査ならびに地表付近の温度を計測した.風衝地2地点のOTCは通年設置とし、雪田2地点のOTCは積雪期には撤去してある(次年度も雪解け後に再度設置予定).
- ヒサゴ沼周辺、化雲平周辺、ならびに五色ヶ原周辺において、アオノツガザクラ・エゾノツガザクラ・キバナシャクナゲ・ミヤマリンドウの生長量と開花状況を計測した.また、これらの種について、各場所で20-50個体から果実を採取し、結実率の測定を行うとともに、マイクロサテライトマーカーを用いた集団遺伝解析を行った.
これまでの研究概要については、調査報告書としてまとめ、2006年12月に上士幌自然保護管事務所に提出した.なお、本調査は平成20年9月30日まで継続予定である.
添付書類(地図・写真など)
GKudo_0.jpg 調査届け/3 の削除添付ファイル: GKudo_0.jpg